難しい話しを易し

かずさアカデミナパークでの講演から:今回は私の話)

東京のある企業の研修会で、昨日かずさアカデミアパークで講演致しました。その際、以前私が話しをするのなら、これがポイントだということを考えていたのが、今回のテーマです。
私なりの解釈で、易しいとは、言葉のなじみやすさ、つまり誰もが知っている言葉と使う事です。企業経営に必要な要素は、「きっちり」と「のびのび」です。これを「戦術に沿った実行計画に従い、確実に実行して行くことです。」とか、「企業文化には、自由闊達で従業員の活性化が必要です。」と言ったらどうでしょうか。 どちらでも分かるでしょうが、前者の方が分かったように感じるでしょう。ところが、これに深さをもたせないことには、分かった事にはなりません。

深さとは、たとえ話、具体例を入れて「きっちり」とはこういう事だということが伝わることなのです。ゲーム機生産では、発売日に合せて現場の製造部門だけでなく、設計部門も手伝って出荷予定台数を確保しました。「何を・いつまでに・どれだけ」を達成したのです。といった具合に説明しました。私としては、聞き手の顔を見ていればどんな反応かで分かりますので、上記のような説明で分かってもらえたと感じました。41名の方々で居眠りをしている人は何とゼロでした。(3時間で)
もう一つ、「面白く」これは、単に相手を笑わせるといった面白さだけではなく、「聞き手が興味を持てるたとえ話をすること」に私は力を注いでいます。まだまだ私には、人を笑わせるだけの技量を持ち合わせておりませんが、いずれこれも身に付けてパワーアップしたセミナー講師になりたいと思います。