素直に聞く:ライオンズクラブ・青少年育成研修に参加して

千葉県のライオンズクラブ主催の青少年夏期研修が鹿野山の禅道場であり、これに参加して「気づいた事」をお伝えします。研修対象の青少年は、高校生から28歳までの若者です。座禅、講話と茶道(と言っても正式ではありません)、写経と私もやったことのないことに挑戦しました。

「僕の髪が肩まで伸びて・・・」 私と同年代の方なら吉田拓郎のこの歌をご存知でしょう。 私も若いときなら、男性の髪の毛が肩まであってもそう違和感なかったでしょうが、この年になると今の若いものは・・・と言った気持ちを持ってしまいます。ピアスを3つもつけて、茶髪にしているとどうも、この連中は何を考えているのか。と言った気持ちが先にたち、先入観で接してしまい勝ちです。

そこは、「倫理」で学んでいる素直な心で、話しを聞くことに心がけてみました。意識していないと、上記のような見方をしていれば、全く受け入れないでしょう。私と話しをするときには、年配だということで敬語を使っているのでしょう。また、モノの考え方も結構まともだ、と話してみないと分からないことばかり。先入観でモノを見ることの危うさを感じました。

もう一つ、この日はとても暑かったため、座禅で座っているだけで汗がボタボタとたれて来ます。呼吸も浅くなり、全く集中できないで色々と余計な事を考えていました。

ないことが当たり前の研修所生活では、普段のあって当たり前の生活を改めて考えさせられました。お粥1杯の朝食で昼間で持つのか、と思っていましたがこれが意外と持つものでした。普段の生活に感謝するには、そこから離れて別の視点から見ることが必要なのだと改めて考えさせられました。