ゼネコン営業マンの真髄を見た

先日の君津市倫理法人会に、元ゼネコン営業マンの方がお見えになり、朝食会でお話しを聞きました。とはいっても、その方が大変な聞き上手だと言う事に気づきました。ある大手のゼネコンでトップセールスを続けていたとか。代議士宅に夜討ち朝駆けをしたりと、色々の策も講じたが、一番重要なことは、「誠実さ」だと言っておられました。

その営業マンとお話ししていると、ついつい色々の話をしたくなるから不思議です。「それから」とか、「それでどうなりました」といった相槌や、うなずきが話の誘い水になっているのです。相手から話を引き出す名人は、相手を良い気持ちにせさて、この人だったら仕事を出しても良い、と思わせるのではないかを私なりに考えました。
メラビアンの法則通り、まず外見からは、次のことが分りました。
①今の時期に腕まくりして勢いを感じる。
②話を聞くのに前かがみで如何にも一生懸命聞いていますといった姿勢を作っている。
③常に笑顔で、相手をしっかりみつめて対応している。
これがまずこの方が作っていた形です。(正に教科書通りの聞く姿勢です)
その次には、前記しましたように相槌の上手さです。相手からどんどん話を引き出す話術があります。私は、元々話し上手ではありませんので、そんなにどんどんと自分から話をするといったタイプではありません。
ところが、この営業マンと話していると、ほとんど私がしゃべっているのです。最後に、「またお話し聞かせてください。今日は本当にためになりました。」と別れ際にも、こんなセリフで締めくくられました。さすがに、トップセールスマンだと私は感じました。